小田急接続で跳ねた北の中心
新宿方面へ抜ける小田急との接続がある時点で、南武線の中でも登戸の立場は別格になる。駅前は乗換客で常に動き、再開発も進み、昔ながらのローカル駅の顔から完全に離れつつある。買い物も外食も日常利用の病院も揃いやすく、暮らしの基礎体力は高い。多摩川と生田緑地が近く、利便だけの街で終わらないのも登戸の強み。とはいえ、落ち着いた住宅地だけを求めるなら駅前は騒がしいし、家賃も南武線の中では上がっている。便利さを買う駅であり、静けさを買う駅ではない。
総合評価スコア
首都圏697駅中の相対評価平均より上
首都圏697駅中
309位
家賃のハードル
予算に収まりやすいほど高評価
交通利便性
路線数・乗換選択肢
生活利便性
周辺施設の充実度
防災安全性
洪水・液状化・土砂
街の活気
若年層・単身率・昼夜比
家賃・路線数・利便性・防災・人口統計の5軸を集計。偏差値50=首都圏の平均的な駅。
生活利便性スコア
駅800m圏内登戸駅をもっと詳しく
乗換駅として機能しはじめてから、登戸は「通過される街」と「暮らす街」の両方を同時に引き受けることになった。駅前は再開発の匂いと昭和の残り香が混在し、どっちつかずのようで、実はそれが絶妙なバランスになっている。多摩川沿いの風と工事現場の粉塵が同じ風向きで流れてくる、そういう場所だ。よそ者感も地元感も薄く、誰でも数週間で馴染めてしまうのが登戸の気質で、街として尖ったところが一切ないのに、なぜか飽きない。
昼夜間人口比0.87という数字は、登戸が「職場」にはなりきれない街であることを正直に示している。日中はどこか人口密度が薄く、スーパーや薬局がやたら多いのに閑散とした時間帯もある。夜になると乗換客が波のように押し寄せ、駅前の飲食店に人が吸い込まれていく。昼は地元住民のための街、夜はサラリーマンの通過点、というリズムで動いており、その切り替わりの瞬間だけ、登戸は一瞬だけ新橋みたいな顔をする。
単身率46%と30〜44歳が最多層という構成は、「ここに骨を埋めようとしている人」より「とりあえず住んでいる人」の比率が高いことを示唆している。転勤族や上京組が新宿・渋谷方面へのアクセスで選ぶケースが多く、街に対する愛着より路線図への愛着で住んでいる人が多い。外国人比率3%と低めで、コミュニティは比較的均質。深く関わらず、かといって孤立もしない、ちょうどいい距離感の隣人関係が漂っている。
スーパー7軒・薬局24軒というのは完全にやりすぎで、薬局に関してはもはや競合というより飽和状態だ。おかげで日用品の価格競争が起き、住民はその恩恵をさりげなく受けている。飲食店52軒・公園11箇所という数字も、日常の動線上でほぼすべてが完結する構造を作っており、「買い忘れた」「少し歩きたい」「外で食べたい」という欲求をほぼ却下しない街になっている。病院8軒も徒歩圏に揃い、週末に遠出しなくても生活が回る点は評価に値する。
多摩川が近い、というのは景色とランニングコースの話だけではない。大栗川の洪水リスクと浸水深ランク3、そして後背湿地由来の液状化リスクは、「川沿いの気持ちよさ」と表裏一体で付いてくるセット商品だ。賃貸を選ぶ際はハザードマップを必ず確認すること。さらに小田急の混雑率126%は「まあ乗れる」レベルだが、世田谷代田〜下北沢の区間が毎朝の正念場で、乗り換えの便が良い分、同じことを考える人間が全員登戸から乗り込んでくる。
新宿・渋谷どちらにも出やすい路線環境を、南武線沿線よりは高く・世田谷よりは安い家賃で手に入れたい人向けの駅だ。駅から近くても遠くても家賃がほとんど下がらないのは、正直に言えば割高感に直結しており、「便利さに対して正当な対価を払える人」でないと納得しにくい。それでも、洪水リスクを許容できる階・物件を選べるなら、多摩川と商業が同居するこの街のバランスは、30代単身の現実的な選択肢として十分に機能する。
登戸駅周辺マップ
賃貸契約データ検索
1K・1DK・徒歩制限なしの相場
5分以内
¥95,000
平均/月
中央値 ¥95,000
10分以内
¥87,500
平均/月
中央値 ¥87,500
15分以内
¥80,500
平均/月
中央値 ¥80,500
15分超
¥74,500
平均/月
中央値 ¥74,500
walk 5 min
徒歩 5分以内
avg
¥95,000
| 間取り | 最低 | 平均 | 中央値 | 最高 | 件数 |
|---|---|---|---|---|---|
1K | ¥73,000 | ¥91,000 | ¥91,000 | ¥118,000 | 894 |
1DK | ¥79,000 | ¥99,000 | ¥99,000 | ¥129,000 | 53 |
walk 10 min
徒歩 10分以内
avg
¥87,500
| 間取り | 最低 | 平均 | 中央値 | 最高 | 件数 |
|---|---|---|---|---|---|
1K | ¥67,000 | ¥84,000 | ¥84,000 | ¥109,000 | 894 |
1DK | ¥73,000 | ¥91,000 | ¥91,000 | ¥118,000 | 53 |
walk 15 min
徒歩 15分以内
avg
¥80,500
| 間取り | 最低 | 平均 | 中央値 | 最高 | 件数 |
|---|---|---|---|---|---|
1K | ¥62,000 | ¥77,000 | ¥77,000 | ¥100,000 | 894 |
1DK | ¥67,000 | ¥84,000 | ¥84,000 | ¥109,000 | 53 |
walk 15+ min
徒歩 15分超
avg
¥74,500
| 間取り | 最低 | 平均 | 中央値 | 最高 | 件数 |
|---|---|---|---|---|---|
1K | ¥56,000 | ¥70,000 | ¥70,000 | ¥91,000 | 894 |
1DK | ¥63,000 | ¥79,000 | ¥79,000 | ¥103,000 | 53 |
💰引越し初期費用の目安
+ 引越し費用: 3〜8万円(単身・近距離の場合)
🚚引越し準備
国土交通省の不動産取引データ(売買成約価格)をもとに、RENTOが独自に算出した契約相当の賃料相場です。実際の賃貸借契約額そのものではありません。平均・中央値は参考値として表示。
ラッシュ時の混雑率
国交省 令和4年度調査出典: 国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果」令和4年度実績。最混雑1時間の輸送人数÷輸送力×100。100%以下は全員着席可能な状態の目安。
居住者の傾向
2020年国勢調査バランス型の街
多世代が混在する住環境
年齢構成
46%
単身世帯
単身者が多め
0.87
昼間 / 夜間
夜間人口が多い(住宅街)
3%
外国籍住民
1,538,262
市区町村単位
※ この数値は市区町村単位のデータです。駅周辺だけを絞り込んだものではありません。
防災リスク
国土交通省 不動産情報ライブラリ対象河川:大栗川
後背湿地
国土交通省が公開するデータを基に自動判定。詳細は自治体のハザードマップをご確認ください。
登戸駅の地元不動産屋さん
地場不動産屋 掲載登戸駅エリアで活躍されている地場の不動産屋さんの情報を初月無料で掲載いたします。 物件を検討している方に向けて、ネット情報だけでは見つけにくい地元に強い地場の不動産屋さんをお知らせしたいと考えています。
登戸駅に住んだら毎朝 JR南武線(混雑率145%)が日常になる 家賃と引き換えに何かを失う #賃貸 #一人暮らし #RENTO https://rento.city/stations/noborito